今日は解体するレンガの際を掘って土嚢袋に詰めて行き、解体した後の土留めに付かう為、現場に作り置きしました。
現場は市道から、1.2メートル高くなっている所がお庭になっていて、それの土留めにレンガが、積んであるので、掘り下げて行かないといけません。
なので、レンガに沿って幅30センチぐらいで、布堀りして行きます、ユンボを使えば早いのですが、土嚢袋に詰めるのが困難になるのと、レンガの外壁を超えて掘るので、サイズがデカイタイプのユンボになるのと、配管や掘削しているときに、外壁が崩れてしまうので、断念しました。
人力でひたすら、掘って行きましたが、もともと盛土なので、土はやらかくサクサクでしたので、作業は比較的スムーズに進み。
掘って行くと、途中いろんな昔の飲料水の缶や瓶が出てきて、懐かしく思う事があります、以前には、他の現場で土の中からカバンに入った、靴や衣服が出てきたことがあります、なぜ埋められていたのか、なぞですが、気持ち悪いので処分しました(笑)。
今では、見なくなったモノが地中から顔を出すたびに、時間の経過と時の立つ速さを感じます、ほんの数十年前の事ですが、デザインが変わって使われなくなったモノです、時代に合わせ使われなくなったしまったモノなのでしょう。
お庭のデザインも同じような事が、フツフツと流れています、竹の垣根や、大きな景石や、起伏を付けて山や丘を作るお庭など様々なモノが、見なくなってきています、それぞれの良さは人を癒してやまないのに、時代と共に見かけるのが、珍しくなってきています。
デジタルな時代に、何言ってるのと、思うかもしれないけど、職人は今でも、とてもアナログで、自分の手で仕事をしています、時代に合わせる事は大事ですけど、埋もれないように毎日、街を見てこんな庭があるとか、本を読んで先を見つめています、大手企業に負けない繊細な心と、昔の知恵を借りて、今を生きて行きます。
世界では、デジタルな企業が幅を利かせていますが、日本にはデジタルな企業が世界にいません、完全に負けていると思います、ならばアナログの世界で生きている、職人が日本を支え、0から1を作って行くしかないと思います。
それを、支えるのは、国でも政府でもありません、我々一般市民です、何が起こるかわからない世の中ですが、僕は世界は必ずいい方向に向かっていると思っています。
時代の流れに逆らわず、身をゆだねて、自分の中にある情熱を絶やさず、いろいろ挑戦して行きます。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。