今日は、以前お庭を作ったお施主様の、紹介で庭木の剪定をしました。
このお庭は、ご主人様が集めた庭木が、植えてあって、過去に植木屋さんを入れて、切ったことがあったのですが、大事にしていた庭木を心無く切られて、ダメにされた事が、あったので、ここ何年も庭木をご自分で剪定していた、お庭です。
なので、切り口から、枯れてしまっている庭木の枝が多くなっているようです。
このような場合は、切り戻しをするといいのですが、何年も、放っておくと、固くなってしまって、切りにくくなり、かなりの時間を要するようになってしまうので、これだけ立派な庭木ならば、太い枝から、取り除いても大丈夫なので、切り戻しを枝おろしました。
庭木一つ一つに、想い出があって、とても愛情を感じます。
旅行先で、気になった、苗木をわざわざ、現地まで取りに行くくらいの、こだわりがあって、そんな庭木達が大きくなった、お庭ですので、少し手を入れて、元々の樹形に戻していくように、切って行きました。
庭木は、支障枝を切っていくだけだと、自然な樹形が乱れて、バランスが悪くなってしまいます。
このような事態は、庭木に愛情があればあるだけ、顕著に表れます。
以前の植木屋さんが、しっかりとした人ならば、きっともっと素敵な姿で、庭木は立っていて、お庭に彩を与えていたと、思うのです。
ただ庭木は、常に新しい枝に、新しい葉をつけ、また新しい花や実をつけてくれるので、生きてるうちは、何度でも再生できます。
それが、植物のすばらしさの一つでもあります。
去年と同じ枝や葉は、どこにもないので、昔の人は、今年の梅や桜で、その年を予測して、話題の中に入れて、近所さんとお話ししていたのです。
庭木は、想いを込めて植えるべきで、決して緑化や規定で法律で決めるモノではないと思う、確かに環境は大事ですけど、もっと大事な我が家ですもの、好きなモノを植えて、こだわりの庭木に育てていく事が、その家族の歴史が想い出になって、また新しいモノに生まれ変わる気がします。
だから、難しい事は考えず、好きなモノを植えればいいのです。
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