今日は、新しい現場で、樹木の伐採抜根をしました。
このお庭は、玄関までのアプローチと、子供が遊べるように、エリアを広く使いたいので、人工芝を貼って、アプローチに掛かるように、ココスヤシをシンボルツリーにして、サークルの花壇を積みます。
水はけが悪いので、暗渠も埋設して、地下水路をつくり、すべて排水桝に繋ぎ、大雨でもお庭に水がたまらない、雨の日の庭の良さもわかる、お庭にして行きます。
樹木の伐採抜根をしていて、根があまり張ってないのが、分かりました。
樹幅が無いので、違和感がありましたが、土が悪くしまっていたので、根が先に行かなく、根元で伸び悩んでいる感じがしました。
元々、樹木の根は、樹幅で分かるとされています。
大きな樹幅はその下の根で、支えているので、根が先に延びてから、枝が伸びて花や実を付けて行きます。
根が地面を、割るような勢いで、力強く張っていき、枝葉は大きく広がって、日をいっぱいに浴びるのです。
また、実や花がつかなくなった、樹木は、一度、根を切ってやると、樹勢が良くなり、また実をつけたり花を咲かせたりします。
なので、土は樹木にとって、水と日辺りと同じくらいに大事なアイテムなのです。
樹木のすごいところは、粗悪な土壌でも、その土を改善して、環境を整えようとします。
葉や枝が落ちて、土壌の上にかぶさり、有機物が生まれて、分解しながら、地中に浸透していき、痩せた土に養分ができて、ミミズなどの虫が食べて、排出されだんだん良質な土になって行きます。
自らを助ける、サイクルが樹木にはあります。
ただ、それらを施す力が、新しく植える樹木には、足らない場合がありので、良質土と土壌改良材バークを入れて、花壇で少し上げて、環境を作って行きます。
その環境を、作って行くのだから、この仕事は、神の領域にいると感じてしまうのです。
自力と支える力で、生きているモノは、生かされていると思ってしまう、最近です。
特に歳を重ねる度にね。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。