今日は、境界に、ブロックを積みました。
元々ブロックを積んであるところに、一段ブロックを足していくので、鉄筋を立てる穴をあけて、アンカー付きの鉄筋を固定していき、積んでいきます。
この場合は、基礎が、下のブロックになるので、しっかり、アンカーで固定して、後は横に鉄筋を流して、ブロックが倒れないように、して行きます。
一段だけだから、鉄筋入れなくて、大丈夫と、思うかもしれませんが、モルタルで、付けてだけだと、足で蹴ると、すぐに倒れてしまうぐらい、脆くなりります。
例えば、レンガを、一段積むとすると、面積が違うので、そんなに脆くなりません、鉄筋を入れなく、モルタルで積んでも、大丈夫なのです。
ブロックは、縦200mm、横400mmとある程度のモノが、同じ規格になっていて、鉄筋を入れないと、本当に簡単に、外れてしまい、例え一段積むだけでも、鉄筋は必須アイテムになります。
今回は、既存のブロックの上に一段足す形ですが、何にもない土のままなら、基礎をしっかり作ってから、施工するのです。
何でも、そうですが、基礎が大事になります。
樹木で言うとすれば、根が基礎になり、その根がしっかりしていれば、病気になったり、強風にあおられたりしても、また元気に花や実をつけてくれます。
ブロックも基礎がしっかりしていれば、倒れる事は、ほぼないので、とても大事な支えがあるのとないのでは、雲泥の差が出てきます。
ブロックの基礎からの一段目を、根付けと呼ぶのも、この事がわかると思いのです。
このように、植木屋さんが呼ぶ名称が、現在でも、いろんな場面に顔を出し、例えば、移植の時に掘り取る前に、太い根を3本ぐらい残し、他の根をすべて切断して置いて、その残した太い根の皮をむいて、そこから白根を出させてから、いざ、移植するときには、発根した場所から先を切断して、移植します。
この作業を、根回しと言って、政治家や、企業には欠かせない、根回しの意味と同じです。(笑)
イイダは、思うのです。
この原始的で、土臭くありながら、景観を意識した、アートでもない、土木作業でもない、庭仕事は、たぶん本来は、みんなが手で触って、学ぶことの始まりのような気がします。
だから、楽しいのかもしれません。
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