今日は、門袖の解体を完了させて、基礎の段取りをしました。
時間が掛かってしみましたが、これで、新設の門袖を作って行けます。
モノ作りは、まずは、0に戻して、さらに掘削して、一回マイナスにいく事から、プラスにして行くのです。
とても、人生と似ていますね、人は生まれて0からプラスになって行くのですが、生きているうちに、何度も失敗して、マイナスになって、そのマイナスを一つ一つプラスになるように、歩んでいくのだと、確信しています。
だから、生きていることが、楽しく思えてくるのだと、感じられるのは、イイダが、一番大切にしていて、また、そう思えるような、出会いがあり、今この時代に生まれて、生きていることに、感謝しかないのです。
お庭で、みなさんの悩みを聞いて、または、希望を聞いて、形にして行く、この仕事は、かけがいのないモノで、十人十色のまたとない、唯一無二のお仕事をさせて頂いています。
例えば、誰かが魂を掛けて作ったモノを、壊す事や、大きくなり過ぎた樹木などを、伐採する事も、またこの仕事の大切な方法なので、その時は、イイダは、なぜ邪魔になったのかを、考え、語り掛けながら、壊したり、伐採したりするのです。
この門袖は、きっと、ここに誰が住んで、どのように使うのか、考えないまま、工期に追われ、作られてしまった、負の遺産ですが、これもまた、人を成長させるモノだと感じました。
お庭には、いらないモノがあっては、いけませんが、遊びが無いと、つまらないモノになってしまいます。
この負の遺産は、誰かが改善して、時間を掛けてまた、新しく家の顔になるのですが、とても長い目で見て行くと、この負の遺産は、大きなプラスになる筈なので、また一つ、とても小さな世界ですが、プラスにしていく事に、力を加えさせて頂く、自分の体や魂と、生まれてきた、運そのものに、感謝して、明日につなげていきます。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。