このお庭は、日照少なく、見上げる空もないような、限られた、場所ですので、当初は、庭木を植えるのに、ためらいましたが、この環境でも強く根付いてくれそうな、庭木を選んできて、植えました。
この庭を見たときには、庭木は多肉植物とサボテンにしようと思ったのです。
でも、お施主様が、インドの方なので、洋風な感じより、和のテイストを望んでいると、打ち合わせをして行くうちに、感じ取れたので、少ない日照と、庭木にとっては、劣悪な環境ですが、庭木に無理強いをさせてもらって、最善の処置を施して、植えたのです。
フェンスの木柵も、波を打たせて、水が上から流れるような、動きを演出しています。
窓から眺める、お庭になるので、花壇はそれこそ季節で変えてもらえれば、日本の四季も楽しめると思っています。
玉砂利にしたのは、お施主様の判断で、チョイスしたのですが、このチョイスが、このお庭の大まかなデザインを決めたとイイダは、感じるのです。
最後の撮影で、家に上がらせて頂いた時には、とても喜んでいてくれて、最後まで気を抜かずに、雰囲気づくりを見つめて、答えを出せていただき感謝しています。
狭く、細長いお庭ですが、絵よりも少し立体感のある、このデザインが、家族の想い出になれれば、最高だと思うばかりです。
猫ちゃんも、遊びに来てびっくりしていました。(笑)