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アールポップなお庭とは

2020.10.30  ブログ
admin

今日は、お庭全体のお掃除をして、完成したお庭の撮影をしました。

アールポップなお庭

ケルヒャーで、汚れと残った目地材を洗い流して、道具や残骸を撤去して、完了です。

今までお庭を作ってきて、最近の世の中の流れを、感じ取れたような現場でした。

新しいスタイルの枯渇が、この業界を圧迫していると嘆いていたのですが、僕自身も感じ取れていたので、アールポップと言うスタイルを掲げていますが、奇をてらって行動していましたが、世に浸透するのには、時間が掛かります。

でも、何となくですが、スタイルを聞かれる事が、増えてきています、「アールポップって何」とか、「今までと何が違うの」とかです、アールポップとは、曲線をメインに描いて、それに沿ったラインでお庭を機能させる全体の構図です。

例えば、アプローチを作るという事を、線から導くのでは無く、花壇や立水栓やモールや植栽などから、浮き出させるのです、お庭全体を二階のベランダから見て、一つの絵にする事で、統一した飽きることないお庭です、だから統一した、一つの全体からリズムを付けるために、色を単色でなく、混ぜる事でリズムを付けて、日本庭園のシブイさを、現代風に表現したモノです。

簡単に言うと、和のようで洋でもない、現代と古典を取り入れた、縦軸、横軸、左右斜めを、点で繋いで曲線にした、良いとこ取りの、新しい形式です。

かといって、全く同じお庭が出来るかと言ったら、それは別です、だって形や大きさが一緒でも、住む人が違えば、使うモノも違うし、趣味や趣向も違いますよね、考えてみてください、今の住宅は大体お隣と変わらないけど、年月を重ねるごとに、全然違うモノがあったり、花壇に咲く花や庭木、ましては、物置などは住む人が違うだけで、場所や形が違ってきます、それがヒューマンスケールと言って、暮らす人の考えと、手や足の長さとか、右利き、左利きなどで、全く変わってきます。

だから、二度と同じお庭は作れないのです。

お庭は作り手と、お施主様の共同作業です、言われた通りでもダメです、計算された図面通りでもダメです、そこに暮らす人の思考と行動パターンと楽しくさせる日常を演出することです、これには、作り手の想いとお施主様の想いがなければ出来ない、未来を明るく照らす大切なイベントだと思います。

アールポップなお庭は、全く新しいスタイルの形式を、あなたのサイズや思考をストレスなく使える、世界に一つの作品になるお庭です。

良いデザインは、誰が作ったか見ればわかるモノです、ブランドなどはロゴで信用を売っています、絵画はタッチでわかります、良い造園家はスタイルを持っているかで、わかってくる時代に入ってきています。

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。