今日は、新しい現場で、アプローチを作ります。
先日、剪定をした現場で、ミモザを移植した、民家のカフェをやっている現場です。
今回は、アプローチを作るので、まずは位置出しから、勾配確認して、掘削していきます。
土が、がちがちなので、少し大変ではありますが、気合を入れて無理しないで、急がず、たゆまず、みたいな感じで、たんたんと作業進めていきたいと思います。
移植した、ミモザも、無事に緑を保っているので、後は根が伸びて、若葉を成長させてくれれば、成功したと言えるでしょう。
勾配を取りながら、掘削して行く、単純な作業ですが、この堀が実は、とても重要で、あらかた掘りあがると、お庭の全体像が見えてくるものです。
外構の修行時代jに、よく言われたのが、糸を正確に出せれば、出来たようなモノと、言われたのを、思い出します。
全体のお庭の流れが、見えてくるので、頭に入っている情報と、照らし合わせて、勾配や高さを決めていくので、これが出来れば、現場で、形にして行けるのです。
複雑な外構図面が、もし読めなくても、家の基礎からのGLが-400mmだと認識してれば、ほぼ紐解けて行けます。
大きな現場では、このGLを出して、基準にして行くと、分かりやすいです。
例えば、GL+300のブロックを積むとなると、家の基礎から-100がブロック天端になって、ブロックが1基の高さが200なので、2段必要になるのです。
外構の高さを出す、基準のポイントが、GL±0になるので、大体が家の基礎天から-400がその位置です。
今回はアプローチの工事ですが、これも適当に掘削して、勾配を取って施工していく事も、可能なのですが、お庭全体からの、位置出しをする事で、確かな勾配と、歩き易さを演出します。
もちろん景観も、計算出来るので、位置出しや、高さの出し方は、景観も計算して、決めていくのに、大切な情報になってきます。
奥が深いお庭の道ですが、外構のツボと造園のツボのが、合わせたのが、造園家の道なのかもしれませんね。
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