今日は、アプローチの現場で、乱貼りを貼りました。
この現場も、あと少しで、完成するので、少し振り返ってみます。
まず、お問い合わせがあって、見積りで、自宅を拝見した時に、イイダはコンクリートの打ちっぱなしの家に驚いたのではなく、そのたたずまいにびっくりしました。
浦安にもこんな、隠れ家的な場所があるのかと、そこだけが時間の軸が違うような、そんな不思議な感じが漂う空間でした。
その場所で、民家カフェをやっている、お施主様は、独自の考えがあり、とても新しいスタイルを自然に醸しだしていて、そのスタイルを見せつけるでもなければ、ただ大切に育ててきた、と言ったような、完全無印な感じで、その雰囲気にイイダは、飲まれて行きながら、とても気持ちのいい感じで施工しました。
若い夫婦とその家族たちが、アリスの国にいるような、この空間で、アプローチを作る事が出来たのは、この先の造園家人生のポイントになると思わせてくれる場所であり、出会いでした。
全てのお庭と、お施主様が、このように、イイダを作っていることの事実を思い知らされた気がします。
大切な思いと、その場所にしかない、雰囲気にのまれながら、一つ一つのお庭が、イイダの手によって命が生まれます。
だから、日々お庭の事を考え、その業界で、一番見晴らしの良い場所で、真っ直ぐな目で、しっかりと見つめていたいのです。
お庭には、機能的な部分と、景観をとらえた、アングルが不可欠なのです。
アートと機能の水と油を、キレイに分離させたモノを、線さえ見えないくらいに、混ぜ合わせた、最後は雰囲気で覆いかぶせるのが、お庭です。
意図と理由さえ、感じさせないのが、わびで寂なのであるかの如く、イイダの庭は、あなたにとって使いやすく、訪れた人に笑みがこぼれる、お庭であれば、すべて良しです。
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