今日も、アプローチの続きを貼りました。
作業しながら、考える事は、水たまりを作らないように、勾配を気にしながら、同じ感じの石の形や、向きなどを直しながら、貼って行くのです。
その事に集中して、今後のお庭の全体の構想を考えていると、このカフェに、たくさんの人が訪れる事が、良い事なのか、選ばれた人だけが、許される事が良い事なのか、考えていました。
確かに、たくさんの人が足を運んでくれる、繁盛店の方が、分かりやすく、目指すところなのですが、ここの店主は少し違います。
繁盛店を避けて、知る人ぞ知る名店を目指しているようなのです。
これには、とても興味があって、共感できる部分があります。
繁盛店には、依頼する人の顔が、はっきり見えてない時があるので、当たり障りのない、モノを作るのです。
個人のお店は、いつも顔がはっきり浮かび、そこに住む人の個性や用途にあったモノを作るので、同じものは出来ません。
以前に、地域の寄り合いで、ご近所さんと話した時に、自分の仕事は何なのかと、問われた時が、ありました。
世間様から見たら、とても不思議な存在なのでしょう、どこにも属さず、ほぼ一人で、営業から施工まで、やっているのだから。
毎年の確約もなければ、保証もないので、たぶん普通は、不安で夜も寝れないでしょう。
でも、次はどんなお庭の依頼があるか、などと、不思議とワクワクしたりしています。
確かに、コロナになって依頼や、問い合わせが減ってきて、去年の初めごろと、今年の初めごろは、仕事を取るのが、大変でした。
でも、支えてくれる、お施主様が、皆、気を使って頂き、仕事を口コミでまわしてくれていて、今も、その様な方々に、支えられて、お庭をつくって来れてます。
なので、Iほっとグリーンデザインは、知る人ぞ知る、名店を目指します。
ゆくゆくは、そんな下町のブランドが、各所に出来て、街や地域の景色を変えて、みんなが笑顔になれる、ような気がします。
明るい街をお庭から、作って行きたいと思わせてくれる、そんな素敵なカフェなので、よろしくお願い致します。