今日は、紅カナメモチの伐採抜根をしました。
残りの、20本でしたが、この20本が中々手強くて、苦労してしまい、一日掛かって、やっと終えたのです。
前半の20本は、意外と楽に向けたのですが、今回の部分は、植込みの中にあるので、根が絡んでいて、上から他の庭木の根を除去してからの、抜根になるので、手間が増えるのと、抜根時には、幹を持って前後左右に振らして、てこの原理でもぎ取っていく方法が、一番早いのです。
ただ、この現場は、長年の落ち葉などで土が増えて、笠が増してしまい、庭木の幹が埋まってしまい、そこが腐ったり、2段根の原因になり、幹を持って揺らす時に、ポッキっと折れてしまい、残された根を取る事が、大変になってしまいました。
よく、あることなので、ここで、解説して行きます。
鉢の土や、園芸で使用した、余った土を、庭木の植込みに、肥料も入っているからと、かけてしまう事が、ありますが、庭木には、良くない事なのです。
衝撃的な話ですが、庭木にかじらず、樹木全般に言える事になるので、やめた方がいいでしょう。
花壇に良くある、オムラサキツツジやサツキなどの低木でも、地表に根が張るので、その上に土を掛けると、2段根になってしまい、下になってしまった、根が機能しなくなり、新しく地表に根を作る、性質があるので、原因がわからない野に、花が咲かないとかの、悪い影響があります。
元々、強い低木のツツジ類でも、このような影響があるので、生垣に使う中木などは、2段根になる前に、最悪の場合、土に隠れた幹が腐ってしまい、簡単に折れてしまいます。
そんな状況でも、庭木は養分を吸い上げるので、簡単には枯れませんが、枝付きが悪くなったり、花が咲かなかったりと、影響は出てきてしまいます。
鉢土の処分で、庭木に良いと思って、施してしまうので、仕方ないですが、また程度な肥料も入っているので、よかれて思いやってしまうので、本当に仕方がない事なので、説明しました。
ただ、同業者に、聞いた話ですが、これに似た行為をしている、植木屋さんがいるのです。
定期管理などで、出た葉っぱを、庭木の根元にかける行為です。
いずれ腐葉土になるので、そうしていると、言いますが、これもまた、土の笠を上げてしまう行為になると、思うので、しっかりと説明してやりました。(笑)
落ち葉が、積もるのも、その様な事になりかねません、ましては、寒冷対策と言って、冬の間、落ち葉を撒く事はありますが、春には、回収します。
もし、その様な、植木屋さんが居たら、2段根になるからやめて、と、言ってやって下さい。
それを言って、反応しない、植木屋さんは、いないと思いますが、切った枝や葉を、庭木に良いからと、植込みに投げるような、植木屋さんは、やめた方が無難です。
一度は、やってしまう行為ですが、このように庭木に、良くないので、思いとどまって下さい。
もし、いらなくなった土が処分できなくて、庭にまくなら、ツツジ類だけの植込みにだけにして下さい。
ただ、長年の蓄積が、笠を増していくので、花が咲かなくなることが、あるので、気を付けて下さい。
本当に仕方がない事ですが、気を付けて、ガーデンライフを楽しみましょう。