ご相談・お問い合わせ

石の積み上げ

2022.4.13  ブログ
iida

今日は、おがせ石を積みました。

これで、ロックガーデンの積み上げは終わりですが、スロープを作るので、その部分と立水栓を設置した後の、石積みを残し、積み上げは。ほぼ完成です。

石の積み上げは、本来なら枠を作り、積んで行くのですが、このような高さでは、下から200mm程度の確認と、石の大きさと、なるべく目地を通し過ぎない事の、野ずらを揃えるように、施工していきます。

石積みは、以前にも書きましたが、2段や3段なら、最初に頭の石を、あらかじめ剪定して置いて、その間を補うように、施工しますが、目地を通し過ぎると、今度は強度が無くなるので、目地を通し過ぎないように、くさびになる石をはめて行きます。

三角形の石を間に挟んだり、縦目地の間に石を置いてやると、強度が増すばかりか、景観も良くなります。

違和感なく積むことで、目に写る姿が、より自然に美しさを感じます。

日本の風景の、良いとさせている、風景画や、浮世絵は、その当時ヨーロッパでも有名で7対5対3を、日本の黄金比のように用いられています。

生け花などにも、使われていて、わびと寂は、このような組み合わせが、良いと言われています。

日本庭園では、奇数植えが基本で、庭木の本数も奇数で統一させ、それらを結ぶと線が不等辺三角形を作り、いくつもの不等辺三角形を作る事が、基本とされているのです。

石一つ一つが、組み合わさって出来る、石積みは、大きなものはお城の石垣ですけど、積み方などで、多少の加工はしますが、本来は、積み上げた石の3倍は必要で、この石積みにも、倍の材料は必要になります。

石積みを施工してると、違うよ、そこではないよ、と、昔の職人が、イイダの心に話しかけてくるようで、時も忘れてしまい、遅くなってしまうのです。

道行く人も、脚絆をつけて藁草履をはいて、着物の裾をまくっているような、粋な気分になるので、とても楽しいのです。(笑)

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。